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県産品詳細

黒糖

黒糖とは、サトウキビの茎の絞り汁を加熱し、水分を蒸発させて濃縮したものを加工をせずにそのまま冷やし固めたものです。加工せず作られた黒糖は、品質表示の原材料名に「さとうきび」とだけ表示されており純黒糖となっています。さとうきびを原料とした黒糖は、カルシウムやミネラルが多く含まれているので、健康食品として多くの人々に親しまれています。

黒糖

黒糖の歴史

はじまり

沖縄における黒砂糖づくりを重要な産業として広めたのは儀間真常(ギマシンジョウ)氏です。1623年に使節団として中国に渡る人に頼んで精糖法を習わせ、それを持ち帰らせ一般に普及するようにしました。

首里王府は、砂糖専売制度を実施や買上糖制度を実施し、砂糖独占の強化を図り黒糖の増産に励みました。1831年に薩摩は、琉球に対して砂糖上納を命じ、この制度は、明治初期まで維持されます。王府時代を通じて糖業は薩摩、首里王府の政策に厳しく規制されながら発展したといえます。

第二次大戦後〜

第二次大戦により、精糖施設及び庶園は殆どは壊滅状態になりましたが、1950年には琉球農林省による糖業復興計画が制定、沖縄本島南部に琉球精糖の設立を始めとして、県内各地に黒糖、分みつ糖工場が設置されるようになりました。

占領下の中、アメリカ政府によって創設された琉球政府も引き続き、蔗苗の増殖を図り、行政のもと糖業環境が一段と整備強化されました。
また、黒糖製造から分蜜糖(砂糖の原料となる粗糖)の拡大を図る政策が採られ、黒糖工場は整理されていきました。

1960年代頃には貿易自由化で、外国産糖と競合となり、沖縄糖業は厳しさを増しました。日本政府は保護政策をして、沖縄産糖買い入れ特別措置法、砂糖の価格安定に関する法律を制定、沖縄産糖など国内糖の保護及び糖価安定が図られました。

復帰後〜現在

現在沖縄の糖業は、含蜜糖の黒糖を生産する離島地域と分蜜糖生産の本島地域に分けられています。分蜜糖工場で作られる粗糖は、労働コストの違いなどから国際相場で7倍程度高くなっており、その価格差の調整と自給率の維持のため糖価調整法で守られています。

一方、黒糖は沖縄振興開発特別措置法に基づいて、各工場の製造コストと販売価格の差額を補填しています。黒糖を作る離島では高齢化や過疎化などの問題を抱えており、品質向上のための商品開発や生産行程の機械化促進、人材育成などに取り組んでいます。

黒糖の「栄養」

さとうきびからつくられる黒糖

さとうきびを原料とした黒砂糖は、健康食品として多くの人々に親しまれています。砂糖の種類は含蜜糖と分蜜糖の二つに大きく分けられます。含蜜糖はさとうきびの全成分をそのまま煮詰めたもので、その代表が黒砂糖です。分蜜糖はしぼり汁から糖蜜を分離したもので、一般的に使われる白砂糖です。含蜜糖→黒砂糖、 分蜜糖→白砂糖と、なります。

黒糖(含蜜糖)と白糖(分蜜糖)

精製糖や耕地白糖はすべて近代的な工場でつくられ、遠心分離機で蜜を振り分けて結晶をとりだすので分離糖とよばれます。これに対して、さとうきびから搾った汁を原産地の伝統的な方法で煮詰めてつくる砂糖を、含蜜糖といい黒砂糖はその一つです。

黒糖のミネラル

黒糖はミネラルとビタミンの宝庫

黒糖は、含蜜糖の一種です。白砂糖と比べ、蔗糖含量は約84%と低く、一方カルシウム・鉄・カリウム・リンなどの大切なミネラルとビタミンB1やB2などが豊富に含まれているため、健康食品としてよく摂取されます。中でもカルシウムは240mg 、カリウムにいたっては1,100mg(※100g中)と、他の糖類とは比較にできないほど黒糖は含んでいます。体の中でも最も多いミネラルはカルシウムであり、これが不足すると老化にも大きな影響を与え骨折しやすい身体になります。酸性である白糖に比べ、アルカリ性ph12.3の黒糖はカロリーも少なく、肥満に悩む方にもうれしい健康食品と言えるでしょう。

黒糖の効用〜黒糖は健康にどう影響するのか

ハツカネズミ等動物を用いた実験で、「虫歯の減少への効果」、「ストレスに対する抵抗性の増大」、「体力の維持増進」、「寿命の延長」など数多くの黒糖の効果を証明しています。また最近ではコレステロールの上昇を抑える働きや、成人病予防の面からも注目されています。

黒糖に含まれる栄養素とその効能

  • ▼カルシウムCa
    • リンと骨・歯を形成し、維持する
    • 心臓の規則的な鼓動を保つ
    • 筋肉の収縮調整
    • ミネラルの代謝を助ける
    • 血液の浸透圧と酸、アルカリのバランス調整
    • 不眠症を和らげる
  • ▼マグネシウムMg
    • 骨細胞を正常に代謝する
    • ビタミンB郡、E、Cの利用を助ける
    • カルシウム、リン、ナトリウム、カリウムの吸収と代謝を助ける
    • 細胞の正常な発育を助け、ガンを防ぐ
    • 血液中の糖がエネルギーに転換されるのに重要
    • ストレスへの抵抗力を高める
  • ▼鉄Fe
    • ヘモグロビンの構成成分として細胞に酸素を送り、二酸化炭素を運ぶ
    • カロチンをビタミンAに変える
    • 免疫きのうに関係し、病気、ストレスへの抵抗力を高める
    • 疲労を防ぐ
    • 鉄欠乏性貧血を予防・治癒する
    • 皮膚の血色をよくする
  • ▼砂糖、糖分
    • 砂糖はブドウ糖と果糖がくっついた二果糖と構造が極めて単純であり、砂糖を摂取すると、わずか数分の間にすばやく体に消化・吸収され、身体の疲労回復に即効性があります。

黒糖製造工程

黒糖は、主として離島の小規模精糖工場で精糖されるもので遠心分離機を用いず、砂糖結晶と糖みつが物理的に分離されていないものをいいます。黒糖の製造工程を動画で分かりやすくご紹介いたします。

  1. 1. 圧搾行程

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    さとうきびから糖汁を搾り出す行程です。圧搾し易いように、さとうきびをカッターで切断しシュレッターで破砕して、圧搾機にかけます。

  2. 2. 清浄行程

    糖汁を中和し、不純物を沈澱させるための石灰乳を入れて加熱します。その後、沈殿 槽や濾過機を通して清浄した糖汁を抽出します。

  3. 3. 濃縮行程

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    清浄汁を加熱、水分の蒸発を行い、固めていきます。

  4. 4. 冷却行程

    濃縮された汁は、かくはん冷却機で固められます。 固形状の製品は、まだ固まらない内に箱詰めや粒状とし、紛状の黒糖となすためには、かくはん冷却時間を長くして粉状にした後ふるい掛けを行います。

  5. ダ宿聞堋

    規格基準に基づき品質検査をした後、最終包装されます。

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